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一寸先は闇

読み方

いっすんさきはやみ

意味

ほんの少し先のことさえ見通せないほど、将来はどうなるかわからないというたとえ。人生や世の中は予測不能で、思いがけない不運や変化が突然起こり得るので、油断せず備えるべきだという含みで用いられる。

由来

「一寸」はごくわずかな距離の意で、「先は闇」はその先が暗く見えないことから、近い未来ですら見通せないことを表す。成立年代は明確ではないが、古くから口語的に用いられてきた慣用のことわざで、江戸期以前からの用例があるとされる(正確な初出年は不詳)。

備考

不安をあおるより「先は読めない」という戒めとして使うことが多い。災難・事故・景気など急変の文脈で頻出。やや口語的で、文章でも会話でも用いる。

例文

  • 景気が急に悪化することもある。一寸先は闇だ。
  • 順調に見えても事故は起こる。一寸先は闇だから安全確認を怠るな。
  • 内定が出たからといって安心できないよ。一寸先は闇だし、最後まで気を抜くな。
  • 昨日まで元気だったのに入院だなんて、一寸先は闇だね。
  • 投資は一寸先は闇。余裕資金で分散しておくのが無難だ。

類義語

  • 明日は我が身
  • 人間万事塞翁が馬
  • 油断大敵
  • 何が起こるかわからない

対義語

  • 先見の明がある
  • 未来は明るい

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