一寸の虫にも五分の魂
読み方
いっすんのむしにもごぶのたましい
意味
どんなに小さく弱い者でも、それ相応の意地や誇り、抵抗する気力を持っているということ。相手を見下して侮れば、思わぬ反撃やしっぺ返しを受けることがある、という戒めとしても用いる。
由来
「一寸」はごく短い長さ、「五分」はその半分で、わずかな大きさの虫にも(半分ほどの)魂=気概がある、という比喩。成立年代は明確ではないが、江戸時代には用例が見られるとされ、庶民の教訓として広まった。
備考
「小さな者にも意地がある」ことを説く。相手への敬意を促す場面で用いる一方、弱者側が自分の気概を示す言い方にもなる。
例文
- 子どもだからといって侮るな。一寸の虫にも五分の魂だ。
- 弱小チームでも意地を見せて逆転した。まさに一寸の虫にも五分の魂だ。
- 新人を雑に扱ったら反発されたよ。一寸の虫にも五分の魂だな。
- 小さな会社でも技術は侮れない。一寸の虫にも五分の魂というだろう。
- 相手が黙っているからといって言い過ぎるな。一寸の虫にも五分の魂だ。
類義語
- 蟻の一穴から堤も崩れる
- 窮鼠猫を噛む
- 小さくても侮れない
- 虎の尾を踏む
対義語
- 弱肉強食
- 強い者に巻かれろ