ままにならぬは浮世の常
読み方
まま に ならぬ は うきよ の つね意味
世の中の物事は、自分の思いどおりにはなかなか運ばないものだ、という意味。努力しても環境や他人の都合、運不運に左右されることがあり、それこそが人生や社会の普通の姿だと受け止める言い方。由来
正確な初出や成立年は不明。「浮世」はもとは仏教的な無常観を含む「憂き世(つらい世)」に由来し、中世以降に「浮世」とも書かれるようになった語。近世、特に江戸時代には人の世・現世を指す語として広まり、「思いのままにならないのが世の常である」という人生観を表す言い回しとして定着したと考えられる。備考
やや古風で達観した響きがある。失敗した人を慰める場面にも使えるが、相手の苦しみを軽く扱うように聞こえない配慮が必要。例文
- 第一志望の会社に落ちたのはつらいが、ままにならぬは浮世の常、次に向けて準備しよう。
- どれだけ計画を立てても天候で旅行が中止になることもある。ままにならぬは浮世の常だ。
- 子どもが親の望む進路を選ばなかったとしても、ままにならぬは浮世の常と受け止めるしかない。
- 商売は景気や取引先の事情にも左右される。ままにならぬは浮世の常というものだ。
- 努力したのに結果が出ない時期もあるが、ままにならぬは浮世の常と考えて、腐らず続けたい。
類義語
- 浮世はままならぬ
- ままならぬが浮世
- 世の中は思うようにならない
- 人生は思い通りにならぬ
- 思うに任せぬ世の中
対義語
- 思うがまま
- 思いのまま
- 万事如意
- 順風満帆