その手は桑名の焼き蛤
読み方
そのて は くわな の やきはまぐり意味
相手の策略や誘いを見抜いていて、そんな手にはだまされない、引っかからないという意味。多くは、相手の小細工や見え透いた言い訳を軽く突き放すときに、しゃれを込めて使う。由来
「その手は食わない」を、伊勢国桑名(現在の三重県桑名市)の名物「焼き蛤」に掛けた江戸時代の地口・しゃれ。桑名宿の焼き蛤が東海道の旅人に知られていたことを背景に広まったとされる。成立年は不明だが、江戸後期(18〜19世紀頃)の言葉とされる。備考
古風で冗談めいた言い方。現代の日常会話では「その手は食わない」「その手には乗らない」のほうが自然な場面も多い。例文
- 安く見せておいて後から手数料を取るつもりだろう。その手は桑名の焼き蛤だ。
- また「宿題を犬が食べた」と言い訳するのか。その手は桑名の焼き蛤だよ。
- 限定品だと言って急がせても無駄だ。その手は桑名の焼き蛤、冷静に考える。
- 彼の泣き落としには何度もだまされたが、今度こそその手は桑名の焼き蛤だ。
- 偽の当選メールで個人情報を聞き出そうとしても、その手は桑名の焼き蛤である。
類義語
- その手は食わない
- その手には乗らない
- 手に乗らない
- お見通しだ
- 見え透いた手だ
対義語
- まんまと引っかかる
- 手に乗る
- 術中にはまる
- だまされる